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ぴかろんの日常

ぴかろんの日常

BHC サイドストーリー 13

美しいもの  オリーさん

「ああ、そうか・・」
「なるほど・・」
「わかったっ」
「いや、待てよ・・」
「そうだったのかぁ・・」

まただ
最近俺の相棒はうるさい
真夜中に突然しゃべりだす
その度に俺は起こされていい迷惑だ

「おい、ドンヒっ、うるさいぞ!」
「・・・」
「ドンヒっ!」
「・・・」
「ちっ、また寝言かよ」
俺は思いっきり大きな寝返りを打ってやったが
あいつはすーすーと気持ちよさそうに寝息を立てている

何がどうなってるかって?
俺だってわからねえよ
とにかく俺の相棒はこの間から寝言を言うようになったんだ
それだけじゃねえ
飯の時だって上の空だ

たとえばだ、今飯を一緒に食ってる
「おい、キムチ食わねえなら俺にくれよ」
「・・・」
「おいっ、ドンヒ、キムチっ!」
「あ?ああ、キムチ美味いな」
「ちっ、食うのかよ」
「は?」
「いや、別に。それよりチヂミはどうすんだよ?」
「・・・」
「おいっ、チヂミ食わねえなら俺が食うぞ」
「え?あ、チヂミね。うんっ美味い!」
「何だよ、食うのかよ」
「・・・」

やたら「・・・」ってのが多くなって会話も途切れがちなんだ
俺はてっきりドンヒの奴が怒ってるのかと思った
だがそうじゃないことがだんだんわかってきた
あいつはただ考え事をしてるだけなんだ
だから俺が話しかけても返事もしねえ
面白くねえ
そう思わねえか?

それもこれも、例のシミ・・セミ・・シミュレーターとやらの話が持ち上がってから
あれ以来、あいつは店が終わるとまっすぐ部屋に戻り仕事モードなんだ
この仕事モードってのが曲者だ
特に何をするわけでもねえ
ただボケッとしてるだけなんだ
たまに紙に何かを書きとめて、そしてまたボーっとしてる
そんなだから、飯だの風呂だのは全部俺が面倒みてるってわけ
いや、女房みたいだなんて、照れること言うなよ
俺は別にあいつの面倒みたいってわけじゃないんだ
ただ、あのちょっとあいつが心配なだけなんだからよ

「お前この頃ちょっと変じゃないか」
「ん?そう?」
「ぼーっとしてるしよ、俺の話に返事もろくにしないしよ」
「そうなのか?」
「夜中にまでああでもない、こうでもないって寝言言ってるしよ」
「寝言まで?」
「そうだよ」
「もしかしてお前のこと起こしてる?」
「ああ」
「悪い・・」

「最近俺が飯作ってるしな。掃除も、風呂も、全部してるしな」
「悪い・・」
「俺は別にいんだけどよ、お前大丈夫か?」
「つい考え事してしまって」
「あのシミ・・セミ・・シミュレーターか?」
「まあな」
「うまくいかないのか?」
「実はもうできてたんだ。ただ修正が入っちゃって」
「修正?」
「チーフと元チーフの分をパターンを多くしろって言われてな。
何でもこれから忙しくなるからって」
「へえ」
「でプログラムをちょっと変更してるんだけど」
「だけど?」
「美しくないんだ」

「美しくない?」
「ああ」
「そのプログラムとやらに美しいとかってあるのか」
「ある」
「・・・」
「完璧なプログラムは美しい。美しいものは常に完璧だ、わかるか?」
「難しいことはよくわかんねえよ。頭よくないしよ」
「特別なことじゃないよ。たとえばお前はボクシング強いだろ」
「ジュンホさんにはかなわないけどな」
「パンチが相手に入った時感じないか?」
「何を?」
「完璧だって」

「ん・・そういえば。パンチが入る時は、相手の動きがスローに見えて自分の動きは速く感じるかなあ・・」
「それだよ。今までかわされてたパンチがすっと相手に決まる、その瞬間って美しいだろ?」
「そうかどうかはわからないけど、まあそう言われればそんな気が・・」
「お前金庫破りだってできるだろ。開いたときってどんなだ?」
「おい、人聞きの悪いこと言うなよ。俺は金庫破りしたのは一度だけだぞ」
「その時のこと思い出してみろよ」
「う・・・ん」
「開いた時はきっとすべてが上手くいって完璧な時だろ」
「あん時は、兄貴と俺のために夢中でやったからな」
「でも開いた瞬間は何かこうイエスっ!って感じじゃなかったか?」
「そう言えば、あの金庫を開けた時は、これであいつらをぎゃふんって言わせられるって興奮したな」
「そういうことさ。たぶんその時のお前は完璧で美しかったはずだ」
「俺が?」
「そうさ」
「へへ・・そうか・・な?」

「もう少しで僕のプログラムも完璧にできるんだけど、最後の一歩がうまくいかない」
「ふうん。そのチーフと元チーフの追加の分ってのをやめりゃあいいじゃないか」
「いや、それは悔しい。絶対入れてやる」
「そっか・・」

「ホンピョ、夜中にうるさいんだったら僕にかまわず自分の部屋で寝てくれ」
「別にいいよ。睡眠不足ってわけでもねえからよ。ただ俺は寝言まで言ってるお前が心配なだけだ」
「悪いな。心配かけて」
「いいってことよ。その完璧なプログラムっての、できるといいな」
「もう少しなんだ」
「そっか、じゃできるまで俺がお前の面倒見てやるからな」
「ありがと、ホンピョ」
「それよりお前さきに風呂入れよ」

「・・・」
「おいっドンヒ、風呂っ!」
「・・・いや、違う・・」
「違うじゃなくて風呂だったらっ」
「じゃあこうしたらどうだ・・」
「こうもああもねえよ、風呂だってばっ」
「ああ、そうかっ。それじゃだめなんだ・・」
「ドンヒ・・」

相棒はまたプログラムの世界へいっちまったようだ
まったくしょうがねえ奴
これじゃ風呂入れるのにどのくらいかかることやら
ま、いいけどよ
それにしても、おかげで俺もちょっと昔を思い出したな
ボクシングかあ・・
あのままやってたら、ジュンホさんと対戦なんてことあったかなあ・・まさかな・・・
それに、あの金庫が開いた時は何とも言えなかったなあ・・
あれは完璧で美しいのかあ・・
さすが俺の相棒だ
いい事言うぜ

えっと、それでだな
俺はこれから飯の片付けして、あいつを何とか風呂に入れなくちゃ
ほんとに手のかかる相棒だぜ
え?
俺が人を風呂に入れるってのはおかしい?
何でだよっ!
俺はこう見えても綺麗好きなんだ
ほんとだってばっ!
覚えとけっ!


MGJの日記 1   ぴかろん

ダーリンは相変わらず五歳児の面倒を見ている
いつから保父さんになったでしゅかぁ?
なんだか似合いませんよぉぉ

だから僕に割く時間が少ないの
ふん…
でもイナの事は僕も好きだから…ううん…大好きだし…実はこっそり愛してたりするかもぉほほほほ
なのでまぁいい

今日は店が終わってから『油断禁物』に引っ掛けられた五歳児猫のイナに付き合ってお酒を飲みに行った
イナのためにとダーリンは、あんないやな顔の『油断禁物』の相手をしていた
ずーっと飲んで喋ってしな垂れかかったり抱きついたり…挙句の果てにキスしようとしたり…
でも僕はダーリンの意図を理解していたので平常心でいられた
なんといっても久しぶりにイナの顔を間近で堪能できたしさ…
それにしてもイナったら…つくづくあの手の顔に弱いのね…
祭の時、初めてイナとキスした時、こいつったら僕の顔には痺れないとか言ってさ
すぐ後にキスしたソクさんにはビリビリ感電してたもの…
どこがいいのよっ!こういう顔のどこがいいのよっ!
それはダーリンにも言えることだわ!あんなスケベジジイ系統の顔のどこがいいのよっ!失礼しちゃうわ!
んでもってイナったら『油断禁物』に油断してたらくふん…恋?…くふふん…解り易いんだからぁケヒっ
見てるととっても楽しい
ダーリンが『油断禁物』に甘えたふりすると、イナがピクっと動く
僕の体で『油断禁物』を隠すと一生懸命見ようとする
ますます隠す僕…くふふん…
そんな気になるなら昔のように「しゅきらっ!ちううう」ってすればいいのにさ
なんだか五歳児は少し大人になったみたいで…十歳ぐらいかな…『耐え忍ぶ恋』に身をやつすっつー感じ?
似合わなーい
でもでもでも…ちっとそういうイナっていうのも…ぐひひん…美味しそうで可愛らしかったりするのおぉぉおほほほん…

そんなこんなあんなしてたらとうとう『油断禁物』がイナを略奪した!くうっ…
ちってもダーリンがもうヘロンヘロンになってて…何されたのよぉぉ…心配だったのでまぁいいのだけど…
ダーリンったら椅子から落っこちそうになったから僕スイッと抱き留めたの
ふふん…
背中でイナがぽぉっとなってるのを感じるわ…おほほ
ん?…ぽぉっとなってるのは…『油断禁物』がイナの顔を覗き込んだからかしら…きいっ!
あらいやだ。僕ったらいつの間にかオネエ言葉になってるじゃない?ごめんなさいね~

んでもイナの淡い恋心がわかっちった僕は、ここいらでダーリンと二人、退散しようかなと考えた
でもダーリンったら、こんなベロベロになってるのにまだ飲むとかまだいるとかまだ『油断禁物』にキスするぅとか騒ぐし…もう
そんでもって僕と「キスしよぉぉ」ってくふん…可愛いっ

でも僕は大衆の前ではとっても紳士な男だから、その場でダーリンをイかせちゃうぐらいのチューをできるんだけどもやめておいて帰ろうと言った
ダーリンはだだをこねたけど、これ以上飲ませるとほんとにタイヘンだし、イナも『油断禁物』とちゃんと喋ってないみたいだし…

イナ…『油断禁物』とくふふん…なんて事になったらけひっ…ダーリン略奪陵辱男、慌てるだろうなぁくふふん…
なんて意地悪な事も考えながら僕達は帰路についた
ダーリンったらおんぶぅぅとかきすぅぅとかお姫様だっこぉぉとかここでヤろうとか騒いでたけど
いや僕としてはそれらを実行することはやぶさかではないのだけども
きっと酔いが醒めてからダーリンはブリブリ怒ってまたツンツンすると思ったので、ここはクールに決めておいた
途中でイナを一人にしちゃいけないんだって泣き出したダーリン
どうしてだろう…

ダーリンったらイナのことケアし続けてたから(…どんなケア?!)随分入れ込んでるなぁ…
でもねダーリン、イナの心は僕達がどうこうしようったってどうにもなんないもん…
『油断禁物』のことが好きなら、自分でなんとかしなきゃさ…
植え込みの陰でゲロロンになっちゃった弱々しいダーリンの背中をスリスリしながら、僕はイナの初々しいお顔をぼんやり思い出した

RRHに帰って、しっかりダーリンを介抱して、しょして朝方にはきっとナニのアレで久々にキメよう!と決心してたのに
ダーリンったら40階についた途端イナの部屋の前に直行、そして座り込んだ
てこでも動かない
風邪引くよっちってもうるさいとかって乱暴者に変身している
暫く一緒にいたけど、ぐしぐし泣いて向こうに行ってよばか!とか言い出したので、とりあえず部屋に戻った
20分毎にダーリンを確認
座り込んだままの態勢
はあん…

イナは翌日の午前中に帰ってきたらしい
ぐでぐでのダーリンを支えながら僕の部屋に連れて来た
ダーリンもだけどイナもなんだか憔悴している
キッチンからりんごを盗んできた
部屋に戻るとイナがダーリンに襲い掛かっていた
僕はちっとドキドキしながら僕の愛しい二人を観察していた
ダーリンったらどうして抵抗しないんだろう
イナったらどうしてダーリンに襲い掛かるんだろう…
なんだかチクチクと胸が痛み、僕は行動した

それからは僕の独壇場
ホシを締め上げて吐かせる敏腕刑事の如く、イナの心に迫る
迫って解して慰めてくふふんくふふん…
ちゅうしちゃったぁダーリンの前でくふふん…

ああダーリンったら可愛いっ!妬いてるぅくうっ
でもこの野良猫のケアも必要だからね、ごめんねダーリン…

と、とりあえずイナのケアに集中し、ちっと快復したようなイナとダーリンの間に寝転がって至福の時を味わった
しょして、ぐしゅぐしゅ泣き続けているダーリンを見つめ、愛の言葉を囁き、優しくちゅちゅちゅちゅちゅぅぅぅう

ふふん
イナが羨望の眼差しを向けている
うふふふん…
気持ちいいわぁくふん…

そんなこんなでかっこよく二人をケアし終え、可愛い二人はそのままぐっすり寝ちゃったので
僕はポールにメールしたり時計の資料を読んだりしていた

午後になり、遅めのランチを取ってBHCに向かう事になった
ダーリンにイナを連れてくるように言い、僕は車を出しに先に下へ行った
エレベーターホールで待っていると、開かれた扉の中に妖しい二人ががっつりチュウしてくっついている
僕は悪夢を見ているかと思い…いやでも刺激的な悪夢だと思い…でもそれは現実だと感じ…そして叫んだ
叫んだと同時に扉が閉まり、妖しい二人はまた天へと飛んで行く
僕はいやあああああと叫んだままエレベーターホールをぐるぐる走り回っていた
トンプソンさんがチロッと睨んでいたけども、僕の涙顔を見てふと顔を背けた…
またエレベーターが降りてきた
あうあう…わうわう…
扉が開くと、またちゅうしているっきいっ
「なぜ二人がそのように濃い接吻などをしておるのか!」
といった意味の言葉を叫び(正確には何と言ったのか取り乱しすぎてて覚えていない)、泣きながら車に向かう
二人の小悪魔はくすくすあはあは笑っている
ぎゃうわうぎゃうわう…

僕ったらさっきまでクールにかっこよくキメてたのにっ
トンプソンさんの前で何故こんなに取り乱さなきゃいけないんだろう…
「僕の名前はミン・ギョンビン」と唱えながら歩きたいぐらいぐじゅぐじゅになってしまった…
車に乗ってもダーリンったらイナの隣…即ち後ろに乗り込むしっ…もうっダーリンったら…ぐすん…
けどでもダーリンのちゅうケアでイナはとっても元気になった風で…
あれ?僕、確かビシっとキメたはずなのにな…けろん…ぐすぐす…
とにかくまぁ少し元気になったようなイナに安心した
その後も僕はいろんなことに耐えながら、ご飯を食べてBHCに小悪魔達を運んだのでした…


L様な日々1   ぴかろん

最近バカが日記を書いているらしい…
どこに隠してあるんだろう…
あ…もしかしてパソコン?
まさか流行りのブログなんかしてないだろうな…
してるかもしれないなぁ…
ちょっと今夜あたり甘えて探り入れてみようかな…
バカ日記なのかかっこいい日記なのか…気になる
誰の事を書いているのか気になる
そりゃ多分俺の事だろうけど…
そしたらそうで何を書いてるのかも気になるし…

あれだよな…日記にコメントとかつけられるよな…
ちっと「ファンです。僕は自分ではそう思わないのですが、清純な可愛らしさがある…なんてよく大人の男性に言われます」
とか書き込んでやりたいなふふふ
そしたらあのバカ、反応するかなふふふ
ふ。…。反応したら…

あいつをうつ伏せに寝かせてぇ、まず掌で優しく背中をサスサスしてぇ、脇腹なんかもすぅっとサワサワしてぇ、
すっとあのバカは「あふぅんけひぃんくふふんはぁぁん」ってバカみたいにその気になるからぁ…
そしたら…肩甲骨と、背骨三箇所と、おしりのてっぺんとにアレをナニして…

燃してやる!

はあはあはあ…考えただけでゾクゾクするはあはあはあ…
あ…でも…ブログやってるかどうかもわかんないや…ふ…
もしかしたら、あのバカちっと時代錯誤なとこあるから、分厚い革表紙の日記帳なんかにとってもキレイな文字で
ツラツラ賢そうな事書いてるかもしれないし…
ツラツラキレイな文字でエロい事書いてたら…はぁぁ
そしたら…

ち○びとへそと脚のつけねにアレをナニして…
しかも大盛りにして…

燃してやる!

はあはあはあ…たまんないな…くふふ…くふふふ…
見つけ出さなくちゃ…
こっそり読んでやんなくちゃ…
くふふくほほくひひひん


ねえダーリン びょんきちさん

ねえダーリン こっち向いて
イチャイチャしないで ちゅうちゅうしないで お願いよ
でもねえ どうして 意地悪なのさ
わかるけど 僕のもんだもん だからねえ こっち向いて

ねえ ギョンジン あっち行って
べたべたしないで エロエロしないで お願いよ
でもねえ どうして 日記書いてるの?
わかるけど ちょっと気になるぜ 覗いちゃおかなあ バカ日記

ねえダーリン こっちおいで
コショコショしないで サワサワしないで 感じちゃうもん
でもねえ どうして 大盛りなのさ
わかるけど これじゃ燃え過ぎさ 僕を殺す気?
アッチッチ

元歌(ムーミンのうた)


ジュンホの動物占い研究レポート   れいんさん

1002かいめのしんぜんじあいがしゅうりょうしました
ふぅ~っやれやれ・・
ちょっとてこずりました
ああみえてソニョンさんって・・
あ、いえ・・なんでもありません

さて、こうれいのインターバルドリンクタイムです
ぼくはいつものように、れいぞうこにのみものをとりにいきます
それにしても・・こんやはやけに、よるがながくかんじます
はっ!もしかしてぼくのところにもゆがんだじくうのよはが?
ぼくのたいないどけいもそのえいきょうを?
ま、まさかそんな・・
そんなはずは・・
ぼ、ぼくのたいないどけいはぜったいにくるったりしません!

まぁ・・でも・・こういうときならちょっとくらいくるっても・・
よるはながいほうが・・なにかといいですから・・むふ

れいぞうこをあけてぎゅうにゅうをとりだそうとすると
ちゃいろいこびんがめにつきました
・・あかまむしドリンク・・
きょじゃくたいしつ、じようきょうそう、びょうちゅうびょうご、
はげしいうんどうのあとに・・
ん?・・はげしいうんどう・・
・・これにしましょう
あ・・マジックでなまえがかいてある・・
おとうさんのでしたか・・
でも・・おとうさんには、もう・・ひつようないでしょう・・

ぼくはおとうさんのあかまむしドリンクをごくごくいっきのみし、ソニョンさんのところにもどろうとしましたが
その、もどるとちゅうに、また、ほんだなのまえで、あるほんにめがとまりました
どうぶつうらない?

そそられます
ぼくはいそいでそれをよみました
そしてまたレポートをかきたくなりました
もしかしたら、けつえきがたよりむずかしいかもしれません
でもどうしても、このどうぶつうらないをけんしょうし、メンバーをあてはめたい
ぼくのおべんきょうのむしがそういっています
ソニョンさん、もうちょっとまっててくださいね
これをやっつけて、すぐにしあいさいかいしますから・・

【オオカミ】(Wolf) I am onry one
群れをなさない狼のように人とは違う生き方を常に心がけている
マイペース 何をするにも自己流
一人の時間や空間を大事にするので変わり者と思われがち
恋に関しては、一癖も二癖もあるが相手には思いやりと優しさを発揮する

 *ソヌさん テジンさん ジホかんとく

【サル】(Monkey) 茶目っ気たっぷりの活動家
何事も器用にこなせる じっとしているのが苦手 
複数の事を同時進行できる おだてに弱い
恋に関しては不器用 直球勝負型

 *テプンさん チョンマンさん

【チータ】(Cheetah) 時速110キロの貴公子
出だし勝負で取り掛かる素早さは天下一品
プライドが高く負けず嫌い 勝てないと分かるとさっさと諦める
プラス思考で立ち直りが早い
恋は人目ボレが多く先手必勝タイプ

*シチュンさん ドンジュンさん

【クロヒョウ】(Panther) 永遠のスタイリスト
スマートである事を大事にしてる
メンツやプライドに拘り、リーダーシップを取りたがる
お洒落で新し物好き
恋は見た目重視 感情表現が苦手 好きになった相手には素直に自分を見せる

 *ミンチョルさん

【ライオン】(Lion) 天上天下 唯我独尊
特別扱いや目立つのは当たり前
世間体や人目を気にして弱みは見せない
完璧主義に見えるが特定の人には甘える
恋愛はムード重視 好きになった相手はとても大切にする

 *ギョンジンさん ギョンビンさん

【トラ】(Tiger) 帝王の器量
慌てず騒がず落ち着いた雰囲気を持つ
面倒見がよく社交的で頼りにされる
思い込みが強く、信念を曲げない
恋は独占欲が強いわりには干渉されるのが嫌い

 *スヒョンさん

【タヌキ】(Raccoon dog) 変幻自在の世渡り上手
愛嬌があるので誰にでも可愛がられる
根拠のない自信を持っているので何にでもチャレンジ
吸収するのも得意 憎めないタイプ
恋愛はシャイで保守的

 *ホンピョくん ソグくん

【コアラ】(Koala) ぼんやり者のきれ者
ぼーっとしている間にパワーを蓄える
究極の快楽主義で楽しいこと大好き
恋愛は夢見がちなロマンチスト

*ぼく? スハ先生 ビョンウくん

【ゾウ】(Elephant) 地道な努力は岩をも砕く
信念が強くやると決めたらやり通す
努力の積み重ねで目標をクリア
人の話を聞かない キレると怖い
恋愛はハート第一 一途な恋をする

 *ウシクさん テソンさん ドンヒくん ジョンドゥくん

【ヒツジ】(Sheep) 根っからの博愛主義
寂しがりやで人懐こくいつも周りに人がいる
人脈作り、情報集めが得意
表面的には客観的かつクールに見える
シャイだが大人の恋を楽しめる

 *イナさん

【ペガサス】(Pegasus) 生来のボヘミアン
自由が大好きな気分屋 束縛されるのが嫌い
ひらめきや感性は天才レベル
神秘的な面があり、掴みどころがない
恋はめんどくさがり 自分からはアプローチしない

 *ラブさん

【コジカ】(Fawn) 抗いがたい愛くるしさ
警戒心が強く、初対面の人と話をするのが苦手
依存心が強く受身なところがほっておけない
恋に関しては自分からアプローチしなくても相手から来る

 *スヒョクさん イヌ先生


・・また、こんなものをかいてしまいました
ちょっとむずかしかったです
あてはまるタイプがなくて、むりやりこじつけたようなひともいます
これもまた、しりょうによってはかいてあることもちがいますし
ひとによって、かんじるいんしょうもちがうかもしれません
なので、これもぼくのひとりごとだとおもってください

なぜかぼくはこういったうらないのほんをよむと、BHCのみんなをぶんせきしたくなります
しゅみといいますか・・ちょっと・・ひまなんです

あ・・またソニョンさんがよんでいます
1003かいめのこうりゅうじあいがはじまるもようです
よるはまだまだながいです
しんぱいしなくてもだいじょうぶです
ぼくはタフガイですから
それではいまから、ハットトリック、キメテきます・・


ぱでぃんとんれぽーと  オリーさん

「え?何やそれ?3ラウンドちゃうの?一晩にかい?わけわからんちゃ。
お前寝ぼけとるんとちゃうの?え?もうええわ。引き続きよう見張っとき」
「どうしたんでしゅか?」
「また報告や」
「どんなんでしゅか?」
「昼は子供に勉強教えてもろうてやな、夜は3回もKO勝ちってどういうこっちゃねん。
3ラウンドやのうて3回やで、一晩に。そんなに試合できるんか?」
「それはたぶん正解でしゅ。ジュンホさんですから」
「3回かい?」
「あい・・」
「もしかしてボクシングの話とちゃうんかい」
「ちゃいます」

「なんやあれかいな・・さすがチャンプや。おっ、また報告や。
ん?財形貯蓄で結婚準備?おお、立派な奴がおるやんか。え?また子供かい。
おまけに結婚相手は料理がでけん?食事作るたびにボヤ騒ぎって何じゃそれっ!」
「テプンさんとこでしゅね」
「飯作るたびに火事になっとったら心臓いくつあっても足らんわ」
「テプンさんの心臓なら大丈夫ではないでしょうか」
「そやの?」
「あい・・」

「お、また新しいレポや。わいや、うん。居候とクッキー作りが日課?
そらのどかでええなあ・・何?食中毒?O157かい?ちゃう?クッキーで食中毒?
アホッ!粉と砂糖とバターくらいしか入れんのに何で食あたりすんねんっ!
けちって腐った卵でも使こうたんちゃう?何やて?得体の知れない物質が混入した?何やそれ・・」
「だ、誰が食中毒でしゅか?」
「物騒やなあ・・誰かに命狙われるようなヤバイ仕事してるんちゃうやろな。は?家具職人と教師?」
「あ、それはテジンさんのとこでしゅ」
「で居候はどないしたん?クッキー持って帰った?アホかいな、そいつも中毒やで」
「テジンさんとスハ先生、大丈夫でしゅか?」
「入院したんか?何?3日後には罪の意識で熱烈合体・・だから何だっちゅうねんっ!」
「大したことはなかったでしゅね。よかったでしゅ・・」

「ったく、もっと普通の報告ないんかい。おっまただ・・どないした?」
「今度はどこのぱでぃんとんさんからでしゅか?」
「泣いてたらわからんて・・しゃんとしゃべらんかいっ。おお・・ふん・・ああ・・」
「誰でしゅ?」
「そら心配ないわ。5歳児やから、自分の家覚えとらんだけや。行き先はわかっとる」
「イナしゃんでしゅか」
「いないときはな、シャレちゃうで。ヨンナムかラブの家なんや。調べはついとる。
そっちからも報告回ってきてるさかいに、心配せんでええ。だからっ泣かんでええて。
持ち主が5歳児なんはお前のせいやないて。飯につられてどこでも行く奴やから、そや。
あんまり心配せんと気長に待っとりや。そのうち着替えにでも戻るやろ」
「イナさんが徘徊してるでしゅか」
「こらちぃっとキナ臭いわな。ヨンナムんとこ監視強めなあかんな・・」
「イナしゃん大丈夫でしゅか?」
「あの5歳児もなあ、ちっと色っぽいとこあるからな。一応監視は強化せんとな」
「はあ・・」

「大丈夫やて、わいにまかしとき」
「何でいちいちそういう報告が来るんでしゅか」
「そりゃ、わいはこのモウソウルエリアのボスやからな」
「何でモウソウルエリアのボスがぱでぃんとんしゃんなんでしゅか?」
「でへっ、そりゃまあ、人より頭切れるさかい、仲間がボスやれゆうてなあ。
そないに頭ええんがバレとるとはちぃ~っとも知らんかったわ。やっぱ脳ある熊やなあ」
「・・・・」
「何で黙るんや?」
「しゅみましぇん。正直者なので思ってないと返事できないんでしゅ」
「あほっ!正直者ほどバカ見る世の中やで。わいが頭ええ言うとんのやから
あい、ぱでぃんとんさんは頭脳明晰でしゅ、言うて調子合わせな話進まんやろが」
「しゅみません・・」

「それにしても、このモウソウルエリア、特にBHCはろくな報告こんなあ・・」
「そうでしゅか」
「可哀想な奴もおるんやで。なんや寝不足になったらしいわ。
持ち主が夜中に電気パッチンパッチンしてよう寝られへん・・やて。
何やろなあ、このぱっちんぱっちんいうのんは」
「ソヌさんの癖でしゅ」
「やっぱ変わってるわなあ。そうそう、この間は天使んとこでふぐが切れおったしなあ」
「ドンジュンさんがでしゅか」
「その前はこっちも大変だったやろが」
「ああ、切れた硬派に天然が逆ギレした時でしゅね」
「そや。あれにはさすがのわいもマジびびったわ。いきなり北極に来たかと思うた・・」
「大げさでしゅ」
「何が大げさなもんかいな。いきなりツララたれ下がるんちゃうかいなと思うたわ」

「大げさでしゅっ」
「したらしばらくしたら、あれや・・北極からいきなり赤道直下や」
「・・・」
「氷が溶けた思うたら、熱帯雨林でいきなり生殖や」
「表現が生々しいでしゅ」
「何言うとるん。見てた方が恥ずかしいわ・・今でも思い出すと赤くなるでぇ」
「あれは確かにかなり丁寧なあれでしたでしゅ・・あい」
「そやろ・・体温調節大変やったわ。ったく・・。そんで天使んとこでもすごい事になっとったそうやで」
「スヒョンさんとこでしゅか?」
「ふぐの復讐やて。スターウォーズやないで。天使がえろうごっつーにやられたちゅう報告きとるわ」
「しゅごい調査能力でしゅね」
「あっちもこっちもすごいわ。さすがのわいも目が白黒なるわ」
「みなしゃん、それぞれキャラが強いでしゅきゃら」
「シャレのつもりかいな」
「ちゃ、ちゃいましゅ・・あのあの・・でも何でボスの所に報告が来るんでしゅか?」

「我らがぱでぃんとん一族はやな、こうやって世界中に情報網を広げとるねん」
「情報網?秘密結社でしゅか」
「ふふん。硬派なんかの諜報機関よりずっと生々しい情報持っとるで」
「例えば?」
「野暮なこと聞かんといてえな。わてらぬいぐるみやで。ぬいぐるみの定位置はどこや?」
「ベッドルーム・・でしゅか」
「そや。わかるやろ」
「大体・・でも何のためでしゅか?」
「あほっ!いちいち理由がないとやったらあかんのかい?
なぜ情報を集めるのか、そこにおもろいネタがあるからや」
「他人のプライバシーを盗み見して楽しんでるわけでしゅか」
「人聞きの悪いこといわんときっ」
「しゅみましぇん・・」

「ええか、寝物語の情報ほど精度が高いんや。わてらかて、いつここを追い出されるかわからへんやろ。
よその状況を前もって知っておけばやな、準備や心積もりができるってもんや」
「しょんな・・ミンチョルさんは僕を追い出したりしましぇん」
「天然が追い出さなくても、わてら全員路頭に迷うかもしれへんで」
「な、何ででしゅかっ」
「さっき天然がぴらぴら持ってたあの紙、離婚届やろ」
「しょのようでしゅ。やっとアヒル泣きと離婚できそうでしゅ」
「そやろ、そらまずいわ」
「そうなんでしゅか・・」
「離婚いうたら次は慰謝料や。法外な慰謝料請求されたらどないすんねん」
「しょれは・・」
「こんな豪勢なマンションに住んでて金払わんちゅうわけにはいかんやろ」
「はあ・・」
「蓄えなかったら、マンション担保にして金借りなあかんで」
「はあ・・」
「毎月の支払いに追われてマチ金なんかに手え出してみ。そらもう大ごとやで」
「しょ、しょんな・・」
「マンション取られてしまうかもしれへんなあ」
「だ、大丈夫でしゅ。ほしゅとで稼いでましゅし、副業も始めたようでしゅから」
「だとええけどなあ。わいもやっと落ち着いたとこやしなあ」

「そやけど、移動すんやったらやっぱあそこに行きたいわあ」
「どこでしゅか?」
「毎朝上手そうなパンの焼ける匂い。夜は夜で酒盛り、豪勢な食事・・ああ、ヨダレが出るわ」
「テソンさんのとこでしゅね」
「とろり~んとしたカスタードクリーム・・ああ、一口でいいから食いたいわ」
「ぬいぐるみは基本的に食べなくても平気でしゅ」
「そらそやけど、食う気なら食えるやんか。大体な、ここのふたりは外食が多くてあかん」
「それは言えましゅ。でも朝は硬派ががんばって作ってましゅ」
「プロには勝てんわ。テソン特製スープなんて美味そうな報告きてるんや。
してから5歳児の奴がちゃっかり食べとんねん、ここでっ!」
「イナさん、ベーカリーで朝ごはんでしゅか」

「押さえるとこ押さえとるわ、この5歳児は。ちなみにここではやなあ、
海老とホタテのテリーヌやとか、毛がにのリゾピラフなんちゅうの食べれるんやでぇ」
「エンゲル係数高そうでしゅ」
「エンゲル係数なんか何ぼでもええやんか。人生の基本は食事やで
いつでもあそこに行ける算段組んでおく必要があるわな」
「しょ、しょんな・・」
「慰謝料、いつまで払いきれるか、それが勝負やろなあ
あかんかったら、即あそこへ逃げ込めるようにしとかな」
「ぼ、僕は、どうなってもミンチョルしゃんについて行きましゅ」
「くりいむぱんの他にチョコパンもあるらしいで」
「ミンチョルしゃんには僕が必要でしゅ・・」
「4層に分かれたケーキ、quatre douxなんて特注できるらしいで」
「あ・・うあう・・」
「牛肉のバローロ煮込みやらフォンデュなんかやったらしいで」
「はうっ・・」
「5歳児の土産は3層に分かれたゼリーやて」
「くう・・」
「どや?」
「・・ち・・ちっと考えときまっさ」

みそちょる危機一髪!  びょんきちさん

ごめんなしゃい。ぼくは悪い子でした。
もう、あっちのおうちに行きたいなんて言いましぇん。
くりーむぱんやちょこれーとぱんに、ついふらふらしちゃったんれしゅ。
だって、僕はきちゅねのぬいぐるみでしゅから。これはしかたないのでしゅ。
悲しい性(さが)っていうやつでしゅ。だから、ゆるしてくだしゃい。

でも、マチ金でお金が借りれなかったからって、ぼくを、このぼくを・・
ご主人しゃまの心のオアシスであるこの僕を、質屋に売り飛ばすなんて・・
あんまりでしゅ。ひどい仕打ちでしゅ。うぇ~んえんえん
おねがいでしゅ。考え直してくだしゃい。

そう、はじめは質屋のおじしゃんに断られたんでしゅ。
こんなキツネのぬいぐるみじゃ、一銭にもならんわってゆうてはりました。
すんまへん。商売の話になると関西弁になるんでしゅ。かんにんや・・

そしたら、ご主人しゃまがぼくにおいしいくりーむぱんを食べさせたんでしゅ。
おいしいワインやチーズやポテチも、お口に入れてくれました。
ぼくはとってもうれしかったでしゅ。ぱくぱくもぐもぐ食べました。
それを見ていた質屋のおじしゃん、突然、目がらんらんと輝いたんでしゅ。

なんちゅうめずらしいぬいぐるみや! 飲み食いするなんて!
これは掘り出しもんや! よっしゃ買うたる! なんぼや!
えへへ、こいつを使って ひともうけしたるで~
こいつは金のなる木。うんにゃ、金のなるぬいぐるみや~

ぼくは質屋に売り飛ばされたんでしゅ。え~んえん。
きちゅねに捨てられてしまったんでしゅ。え~んえん。
真っ暗でしゅ。何もみえましぇん。ここは質屋の倉庫なのれしゅか?
これから僕はどうなるんでしゅか? こわいよ~ だれかたしゅけて~

僕は泣きつかれて、そのまま寝てしまったようでしゅ。
いったいどのくらいの時が過ぎたのでしょうか?
ぐいっと腕が伸びてきて、だれかが僕のからだをつかみました。
そして、段ボール箱に押し込まれて、またどこかに連れていかれました。

なんだかとっても明るいでしゅ。人がいっぱいいて騒がしいところでしゅ。
ここはどこなんでしょうか? なんかデパートの催事場みたいでしゅ。
看板がみえましゅ。『世にも不思議なぬいぐるみショー』
なんなんでしょうか? これはいったい?

僕は、突然舞台に立たされました。なにしゅればいいんだろう・・
知らないおじしゃんが、いろんな食べ物やおしゃけをくれましゅ。
お客しゃんも寄ってきて、僕のお口にどんどんいれましゅ
僕が飲んだり食べたりしゅると、みんなが拍手をしておおよろこびしましゅ。

でも、限界でしゅ。いくらぬいぐるみだからって・・
限界ってもんがあるんでしゅ。なんか吐き気がしましゅ。
お腹もグルグルいってましゅ。目まいもしてきました。もうダメでしゅ。
たしゅけて~ だれか僕をたしゅけてくだしゃ~い!!!

おい、さっきからなに寝ぼけとるんや。
マチ金の話はまだ終わっとらへんで~
早う起きんかい。ミソチョル!


二丁目   れいんさん

「ジュンホさん、ちょっとここに座ってちょうだい」
そのときぼくは、ソニョンさんによびとめられました

すわって・・って
ソニョンさんってば、こんどは『すわって』・・ですか?
いやぁ・・まいったな
みかけによらず、だいたんなんだから・・

ぼくはしゅんじにろうかのさゆうをかくにんし、だれもいないことをたしかめ
すばやくへやにはいり、しっかりとびらをしめ
ソニョンさんのしょうめんにちんざしました

「ジュンホさんったら、何、ハニカミ笑いなんかしてるの?私すごーく怒っているんだけど」

え?
・・なるほど・・
こんどはそういったしゅこうなんですね?
ひょっとして、もうスタートしているのかな

そんなことをかんがえていると、ソニョンさんがこぶしをひらき、にぎっていたものをぼくにみせました

「このマッチ、ジュンホさんの上着のポケットに入っていたんだけど・・何?『パブスナック二丁目』って・・」
「あ・・それは・・」
「ジュンホさん?もしかして私に内緒でいかがわしいお店に出入りしているの?」
「ち、ちがいます。そ、そりは・・スヒョクさんが・・ソクさんが・・ガンホさんが・・」
「ジュンホさんったら落ち着いて。頭の中整理してちゃんと順序だてて説明してちょうだい。はい、深呼吸」
「は、はい。すーはーすーはー」

それはスヒョクさんのところに、ガンホさんというガタイのデカイ、かおもデカイ
ふるいしりあいがたずねてきたことからはじまりました

「よぉ、スヒョク、久しぶりだな」
「あ、兄貴!また来てくれたんですね」
「おぅ、どうしてるかと思ってな」
「今日はウジン達は一緒じゃないの?」
「それがな、あいつら、せっかく助かった命だから楽しまなきゃ損だとか言ってな」
「やだなぁ、兄貴があんまり大食漢だから、愛想尽かされたんじゃないの?」
「ひどいな、スヒョク。あいつら時々髪も緑色に染めたりなんかしてな、すっかり今時の若者になっちまってなぁ・・
なんでも今日は他の約束があるんだとさ。そういや、スヒョクによろしくって言ってたぞ。店が終わったら合流するか?」
「いいですね。久しぶりに会いたいし・・」

「コホン・・失礼。ここ、よろしいでしょうか?」
「げっ」
「あっソクさん!」
「何やら楽しそうなご様子ですね。ああ、貴方はいつぞやの天敵・・いや、お客様ではございませんか。
再度のご来店、誠にありがとうございます」
「あの・・俺、別にアンタを指名しちゃいないんだけど」
「そ、そうですよ、ソクさん」
「いえ、スヒョクと僕は一心同体、常にセットになっております。スヒョクを指名した場合、もれなく僕がついております。
僕を指名した場合には単品でもOKなんですが」
「俺がアンタを単品で指名するなんて、一生ないと思うんだが」
「む・・そりゃ僕だって貴方に単品で指名されたくはありませんがね」
「・・」
「・・」

「ま、まぁまぁ二人とも。そんな顔して睨み合わないで、せっかくだから三人で乾杯でもしましょう。さ、ソクさんも座って」
「・・そうだな」
「スヒョクの言うとおりだ」
「じゃ、何に乾杯します?」
「ええっと」「そうだな」
「濃い顔のお邪魔虫にカンパイ!」「画面からはみ出そうなデカイ顔にカンパイ!」
「「むむっ・・」」
「ひっ・・」

「コホ・・それにしてもスヒョク、おまえしばらく会わないうちにどことなく雰囲気変わったな」
「え?そうかな」
「うん、ちょっと色っぽくなったっていうか・・何かあったのか?」
「や、やだな兄貴、何言って」
「はい。まさしくご指摘の通り『何か』がありました。その件には僕が密接に関わっておりまして。以前ご来店頂いた時にはそこまではまだでしたが・・実はあれから・・」

「ソクさんっ」
「ふぅん・・密接にねぇ・・」
「まだ一回こっきりですが、それはこれからおいおいと・・」
「ちょ、ちょっとソクさんっ!こっち来てっ!」

ソクさんはたったの5ふんでそのばをたいじょうし、スヒョクさんにみみをひっぱられながらはしらのかげにきょうせいれんこうされ
ガミガミと20ぷんいじょうせっきょうをうけていました

そのごガンホさんはへいてんまでいすわり、スヒョクさんをきゅうゆうたちとのごうりゅうばしょにつれていこうとしたのです
ところがソクさんもだまってはいません
じぶんもどうこうすると、でなければスヒョクはいかせない!と、こうです

じらいばくはつすんぜんのふんいきにいたたまれなくなったスヒョクさんは、ぼくにもどうこうしてくれとたのみこんできました
ハブとマングースのたたかいをそしできるのはぼくしかいないとたのまれたら
ひとがよくてタフガイのぼくはもちろんことわれません
そしてつれていかれたばしょが『パブスナック二丁目』だったのです

ガンホさんのいきつけだというそのおみせ
はいってすぐのところに、きょうげきのいしょうやそうしょくひんがディスプレイされていたり、ミラーボールがまわっていたり、ステンドグラスがポイントてきにつかわれていたり・・

とにかく、けんらんでゴージャスなのはわかりましたが、いまひとつおみせのコンセプトがわからない
しょうじきいうと、それいじょうあしをふみいれてはならないような、しぜんにからだのぼうえいほんのうがはたらいてしまうような
そんなきけんなにおいがするくうかんでした


おみせにはいるとすぐに、KABAちゃんにのちーママ(このばあい、ママとよんでいいのでしょうか?)らしきねんれいせいべつふめいのヒトがかけよってきました

「やっだぁ、ガンホちゃん、ご無沙汰だったじゃないのぉ」
「おぅ、わりぃわりぃ。このところちょっと忙しくしててな」
「あらそうなの?その割にはちっとも痩せてないじゃないのぉ。ねぇ、そういえばソッキュちゃんはどうしてるの?」
「ああ、あいつはコンタクトのサイズが合わなくてどうとかって言ってたな」
「あらぁん、無理しないで眼鏡にすればいいのにねぇ。それからミンシクちゃんは元気?」
「あいつなら、ここんとこデモで忙しそうだな」
「まぁ、相変わらず頑張ってるのねぇ・・ね、ね、ところでガンホちゃん!この方達どなた?イイ男じゃないのぉ」
「そうだろ?ご無沙汰のお詫びにママ好みの男連れて来てやったぞ」

そしてぼくたちはうすいピンクいろのしょうめいのなか、いかがわしげなてんないのいかがわしげなBOXせきにあんないされ
KABAちゃんにや、やま○○トオルちゃんにや、サカモトちゃんにのヒトたちにとりかこまれ
たのしいんだか、つらいんだか、こわいんだかわからないじかんをすごしました

「ちょっと言っておくけどこのコはアタシが目をつけたんだから手を出さないでよ」

KABAちゃんにのちーママはぼくのてをギュッとにぎり、ほかのヒトたちをいかくしました
ぼくはあくとくプロモーターとのかこのトラウマがよみがえり
へびににらまれたかえるのようにうごけなくなりました

「ヤダぁずるいわっ!いっつもそうなんだからっ」
サカモトちゃんにのヒトがいいました
「じゃあ、アタシは精悍ながらも乙女ちっくなこのコにするわぁん」
トオルちゃんにのヒトはどさくさまぎれに、スヒョクさんのふとももをナデナデしました
スヒョクさんはボーゼンとしています

「あっ!僕の大事なスヒョクの太腿に何をするっ」
「あらダメぇ。貴方はこっち。やっだぁ、貴方ってとっても睫が長いのねぇ。
よく見ると母性(父性)本能擽る顔してるわぁ。ね、ね、その長い睫にこのマッチ棒3本乗せてみてぇ」
さすがのソクさんもサカモトちゃんにのパワーにはたじたじでした

「おいおい俺はどうなるんだ。つれないなぁ」
「やっだぁ。ガンホちゃんの事すっかり忘れてたわぁ」
「酷いじゃないか。常連だぞ」
「ごめぇん。拗ねちゃいやっ。ね、ね、ところで皆知ってる?ガンホちゃんの経歴って凄いのよぉ」
「え?何、何?教えてぇ」

「あのね、アタシが知ってるだけでも・・向こうの国の兵士でしょ?
それから刑事、覆面レスラー、復讐を遂げた殺人者、大統領専属の理髪師・・」

「うっそぉぉん。凄いわぁ~」

「そうだろそうだろ。おぅスヒョク、そういえばお前の店に前髪ブツ切りの奴がいたな。
今度はそいつも連行しよう。俺が洒落た髪型にしてやるぞ。
なんてったって大統領専属の理髪師だったからな」
「んもぉ~そんな話はいいからガンホちゃん&ソクちゃんでデュエットやってぇ。『青春アモーレ』」
「「げげっ」」

ワイワイぎゃーぎゃー
ワイワイぎゃーぎゃー

それからすうじかん、ぼくたちはウジンさんたちがくるまで
いえ、きてからも、そのたのしいんだか、つらいんだか、こわいんだか
ハイテンションなんだか、ローテンションなんだかわからないときをすごしたのでした


ぼくのながくてつらいおはなしがおわりました・・

「まぁ・・怖い目にあったのね・・可哀想に・・」
ソニョンさんがぼくのてのうえにそっとてをかさね、きのどくそうなかおでいいました

「もうついて行っちゃダメよ。ね?」
「はい・・」
「どうしてもまた行かなければならない状況になったら、その時は私も一緒に行くわ」
「え?ソニョンさんも?」
「そう・・」

そしてソニョンさんは『二丁目』のマッチを大事そうに引き出しの中にしまいました
・・ソニョンさん・・もしかして・・いきたいんですか?
ソニョンさんのめがいっしゅんキラリとひかったようにみえたのは、ぼくのきのせいだとおもいたいです・・


(替え歌)BHCに入ったら・・ びょんきちさん  

BHCに入ったら
BHCに入ったら 
ホ●△ち100人 できるかな
100人で じゃれたいな
おじさんの上で お●△りを
パックン パックン パックンと

(元歌)1年生になったら












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